こんにちは くどうしんいちです 季節はすすみ 味わい深いブドウの風情 さて 改良を重ねております スモールコテージに作った 小型の蓄熱ストーブ ネックは 燃焼室上部に空いた 大径の長尺薪投入スペース 8寸(24センチ)の陶管を使っています トップの開口から長い薪を入れます 直下には燃焼室 煙は上に上がるのが当たり前 常に確実な煙突のドラフトが効いていないと よっぽど密閉していない限りは トップのフタの部分から 室内に煙が漏れ出します で 今回 トップの投入口だけ あえて小さくしてみました 4寸の円筒部材をカットして キャスタブルで成形 密閉度も上げてセットしてみます 投入する薪の大きさは制約を受けますが 開口が小さいなら 漏れる量も少ないだろう的な 対処療法 結果は意外 この4寸の開口から勢いよく吸気しています 小さくすることで流速があがり 流れが一方向に安定し 吸気口として作用しています フタをしないほうがかえっていい やってみなければわかりません その後数日使用してもらっていますが 気になる煙の漏れはほぼないようで いい感じです でも いちおう 次のテも考えておかねばなりません 暖房の質は快適とのこと 部屋の大きさは14㎡くらい 高断熱にしたとしても 放熱の小さい熱源が常に作用していないと 快適さは保てません 小さい空間は 暖房器具を持ち込めば たちまちオーバーヒート オンオフを繰り返すことになり 室温は安定しませんが 蓄熱して 低温で 長時間放熱 これなら朝も 快適に起きられます
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2017-10-20 | Blog
スモールコテージの薪ストーブ その後
朝の造形
こんにちは くどうしんいちです 日の出のポイントは 大きく北側にうつり もうマッカリヌプリの右稜から顔を出す頃 きょうも明るくなるのを待って 犬とウォーキング(ただの散歩です) だんだん夜明けのタイミングが遅くなります 今朝は晴れと雨が同居 おかげでこんな現象が マッカリヌプリのシルエットが空に向かってのびています 斜面が天空に向かってそのまま延長している 不思議な造形です ちょっと立ち止まって見ていると どんどん様子が変わっていきます 朝は面白いです もちろん 犬がいなかったら こんな時間に散歩など行かないでしょう 特に目的もなく歩くことはカラダにいいようですし 朝ならではの変化が楽しめます 犬に感謝しなければいけませんね それに 歩くことで体が覚醒し 思考が必要な仕事がはかどります 経年で 思考に集中できる時間はどんどん短くなります ですから 朝をいい状態で仕事に入ることはとても重要 一日の流れが当然よくなります これが 毎朝、欠かさず 続けられればいいんですけどね 季節柄 だんだん朝の起床がつらくなります
スモールコテージのストーブ
こんにちは くどうしんいちです 昨年 設置した 小型の蓄熱型薪ストーブ 約14㎡という小さい空間を 快適に暖房することを目的に 試作し ひと冬試用されました ロケットストーブに似た燃焼室に 1.5メートルの円筒を内蔵し レンガと玉砂利に蓄熱させます パンチングメタルの枠内に レンガを積み 不定形な空間には砂利を充填するというものです 結果は 低温放熱で 暑くなることはなく 長時間放熱ですから 寒くもならず 良好です 気になる高温での燃焼部分は 以外にも傷みが少なく このまま様子を見ることにします 円筒もまだいけそうです ただ 長尺の枝も燃やす目的で 燃焼室上にも投入口があり 漏れるんです 煙が 原理実験の時には うまく燃えましたが 実用での実際は さまざまな条件が重なります 密閉するにも限りがあり 今後の課題です そうはいっても もう実りの季節 のんびり構えてはいられません
秋色のマッカリヌプリ
こんにちは くどうしんいちです 秋深まる というコトバがあります この意味するところ 黄色や赤 秋の季節の色が多勢になる様子 というところでしょうか ニセコのような 田舎というか 山間で暮らしていると 色彩に加え 時の移ろいにこそ この「深まる」というのが 当てはまります それは 明け方であったり 夕暮れであったり とくに 一日の終わり つい30分前までは あんなに明るかったのに 日が地平線に沈む瞬間 マッカリヌプリの山肌は こんなに寂しい表情を見せます まさに深まりを感じる瞬間です 9月ももう終盤 初冠雪が気になる時期 今年はいつになるでしょうか 少し遅いかもしれません
2017-09-13 | Blog
アウトドアリビングの力
こんにちは くどうしんいちです
余市のウッドデッキに テント設営です 4本のポールで「吊る」「張る」を兼ね さらに四隅で地面方向へ張ります 交差する2本の 上に開いた弧、と 45度回転して 交差する2本の 下に開いた弧 張ることでできる造形 美しい空間ができました こちらで手がけたポールも ちゃんと仕事してくれています ポールも含めたテント関係は 設計士さんが設計されたので そのとおりキチンと作れば まちがいない、てことですけど よしよし って感じです この場所 ここエコビレッジでは もっともパブリックな空間になりました それぞれが無意識に望んでいるであろう パーソナルスペースをかなり満たしてくれます 建屋 というのは そこに居る目的、というあたり なんとなく必要ですが 屋外のこんな場所なら ただ居るだけでも 自然体でいられます 自然体・・・ あたらしい力につながっていくと思います 生きていく力であったり 創造力だったり いろいろ エコビレッジの性格上 いろんな関係性の いろんな距離感の 人びとの出会いや集いがあります 出来上がってから感じましたが いちばん必要な空間だったのかもしれません 天候や季節で制約はありますが コンディションのいい日は ことのほか快適です まさに アウトドアリビング 豊かな時間の流れがここにはあります
だれもいない公園
こんにちは くどうしんいちです
ニセコのお隣
蘭越町の市街から西へ10分ほど走るとそれはあります
よしくに自然公園
原生の木や水の流れを生かし
ほどよいつくり込みでなかなか美しい公園
でも
いつ行っても誰もいません
それをいいことに たまに犬の散歩にここまでやってきます
元気な犬は 走ってなんぼ
そんなわけで
私にとっては(というより犬にとっては)
数少ない ありがたい場所
真夏の暑さが去り
さわやかに晴れた日は 家にいるのがもったいないので
きょうも誰もいないであろうことを前提に
今回はお茶セットもって出かけます
いつもと同じ 静かな公園
犬をテキトーに疲れさせたところで お茶の時間
不思議です
テーブル出してお茶いれて本など読み始めると
ちがった時間が流れます
日の光と風による絶妙な快適感
北海道サイコー!
っと ベタなことばが自然とでてきます
ときおりクルマが通るだけの町道の
反対側に目をやると
あざやかなきみどり色
いえ
日の光のせいもありますが
黄金色も少し感じる田んぼがひろがります
ボリュームのある稲は
秋の豊穣を期待させます
気がつけば 日は傾き
涼しくなってきたので撤収
つぎは温泉でも…
ちょっと標高の高い雪秩父温泉に寄って
ちょっと進んだ秋を感じて
帰るとしますか