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2017-10-20 | Blog

スモールコテージの薪ストーブ その後



こんにちは くどうしんいちです



季節はすすみ



味わい深いブドウの風情



さて


改良を重ねております


スモールコテージに作った


小型の蓄熱ストーブ



ネックは


燃焼室上部に空いた


大径の長尺薪投入スペース



8寸(24センチ)の陶管を使っています



トップの開口から長い薪を入れます



直下には燃焼室


煙は上に上がるのが当たり前



常に確実な煙突のドラフトが効いていないと


よっぽど密閉していない限りは


トップのフタの部分から


室内に煙が漏れ出します




で 今回



トップの投入口だけ


あえて小さくしてみました



4寸の円筒部材をカットして


キャスタブルで成形


密閉度も上げてセットしてみます





投入する薪の大きさは制約を受けますが



開口が小さいなら


漏れる量も少ないだろう的な


対処療法



結果は意外



この4寸の開口から勢いよく吸気しています



小さくすることで流速があがり


流れが一方向に安定し


吸気口として作用しています



フタをしないほうがかえっていい



やってみなければわかりません




その後数日使用してもらっていますが


気になる煙の漏れはほぼないようで


いい感じです




でも



いちおう


次のテも考えておかねばなりません




暖房の質は快適とのこと



部屋の大きさは14㎡くらい




高断熱にしたとしても


放熱の小さい熱源が常に作用していないと


快適さは保てません




小さい空間は 暖房器具を持ち込めば


たちまちオーバーヒート



オンオフを繰り返すことになり


室温は安定しませんが



蓄熱して


低温で


長時間放熱



これなら朝も


快適に起きられます

2017-10-18 | Blog, 季節の話

朝の造形

こんにちは くどうしんいちです



日の出のポイントは

大きく北側にうつり

もうマッカリヌプリの右稜から顔を出す頃



きょうも明るくなるのを待って



犬とウォーキング(ただの散歩です)


だんだん夜明けのタイミングが遅くなります



今朝は晴れと雨が同居


おかげでこんな現象が



マッカリヌプリのシルエットが空に向かってのびています



斜面が天空に向かってそのまま延長している



不思議な造形です




ちょっと立ち止まって見ていると


どんどん様子が変わっていきます




朝は面白いです




もちろん




犬がいなかったら


こんな時間に散歩など行かないでしょう



特に目的もなく歩くことはカラダにいいようですし


朝ならではの変化が楽しめます



犬に感謝しなければいけませんね



それに


歩くことで体が覚醒し


思考が必要な仕事がはかどります



経年で


思考に集中できる時間はどんどん短くなります



ですから



朝をいい状態で仕事に入ることはとても重要


一日の流れが当然よくなります




これが



毎朝、欠かさず


続けられればいいんですけどね



季節柄


だんだん朝の起床がつらくなります
2017-09-28 | Blog, 薪と薪ストーブ

スモールコテージのストーブ



こんにちは くどうしんいちです


昨年 設置した

小型の蓄熱型薪ストーブ

約14㎡という小さい空間を

快適に暖房することを目的に

試作し ひと冬試用されました

ロケットストーブに似た燃焼室に

15メートルの円筒を内蔵し

レンガと玉砂利に蓄熱させます

パンチングメタルの枠内に

レンガを積み

不定形な空間には砂利を充填するというものです

結果は

低温放熱で

暑くなることはなく

長時間放熱ですから

寒くもならず

良好です

気になる高温での燃焼部分は

以外にも傷みが少なく

このまま様子を見ることにします

円筒もまだいけそうです



ただ

長尺の枝も燃やす目的で

燃焼室上にも投入口があり

漏れるんです

煙が

原理実験の時には

うまく燃えましたが

実用での実際は

さまざまな条件が重なります

密閉するにも限りがあり

今後の課題です

そうはいっても



もう実りの季節

のんびり構えてはいられません
2017-09-25 | Blog, 季節の話

秋色のマッカリヌプリ

こんにちは くどうしんいちです



秋深まる


というコトバがあります



この意味するところ



黄色や赤


秋の季節の色が多勢になる様子


というところでしょうか




ニセコのような


田舎というか


山間で暮らしていると


色彩に加え



時の移ろいにこそ



この「深まる」というのが


当てはまります



それは



明け方であったり



夕暮れであったり



とくに


一日の終わり




つい30分前までは


あんなに明るかったのに



日が地平線に沈む瞬間




マッカリヌプリの山肌は


こんなに寂しい表情を見せます




まさに深まりを感じる瞬間です




9月ももう終盤




初冠雪が気になる時期




今年はいつになるでしょうか



少し遅いかもしれません

 

2017-09-13 | Blog

アウトドアリビングの力

こんにちは くどうしんいちです


余市のウッドデッキに

テント設営です


4本のポールで「吊る」「張る」を兼ね

さらに四隅で地面方向へ張ります


交差する2本の

上に開いた弧、と

45度回転して

交差する2本の

下に開いた弧



張ることでできる造形



美しい空間ができました



こちらで手がけたポールも

ちゃんと仕事してくれています



ポールも含めたテント関係は

設計士さんが設計されたので

そのとおりキチンと作れば

まちがいない、てことですけど

よしよし

って感じです



この場所



ここエコビレッジでは

もっともパブリックな空間になりました



それぞれが無意識に望んでいるであろう

パーソナルスペースをかなり満たしてくれます



建屋


というのは

そこに居る目的、というあたり

なんとなく必要ですが


屋外のこんな場所なら

ただ居るだけでも

自然体でいられます



自然体・・・



あたらしい力につながっていくと思います


生きていく力であったり

創造力だったり

いろいろ



エコビレッジの性格上

いろんな関係性の

いろんな距離感の

人びとの出会いや集いがあります

出来上がってから感じましたが

いちばん必要な空間だったのかもしれません



天候や季節で制約はありますが

コンディションのいい日は

ことのほか快適です



まさに

アウトドアリビング



豊かな時間の流れがここにはあります
2017-09-05 | Blog, よもやま話

だれもいない公園

こんにちは くどうしんいちです

ニセコのお隣

蘭越町の市街から西へ10分ほど走るとそれはあります


よしくに自然公園


原生の木や水の流れを生かし

ほどよいつくり込みでなかなか美しい公園


でも


いつ行っても誰もいません

それをいいことに たまに犬の散歩にここまでやってきます


元気な犬は 走ってなんぼ

そんなわけで

私にとっては(というより犬にとっては)

数少ない ありがたい場所


真夏の暑さが去り

さわやかに晴れた日は 家にいるのがもったいないので

きょうも誰もいないであろうことを前提に

今回はお茶セットもって出かけます


いつもと同じ 静かな公園


犬をテキトーに疲れさせたところで お茶の時間


不思議です


テーブル出してお茶いれて本など読み始めると

ちがった時間が流れます

日の光と風による絶妙な快適感

北海道サイコー!

っと ベタなことばが自然とでてきます


ときおりクルマが通るだけの町道の

反対側に目をやると

あざやかなきみどり色



いえ

日の光のせいもありますが

黄金色も少し感じる田んぼがひろがります


ボリュームのある稲は

秋の豊穣を期待させます


気がつけば 日は傾き

涼しくなってきたので撤収


つぎは温泉でも…


ちょっと標高の高い雪秩父温泉に寄って

ちょっと進んだ秋を感じて

帰るとしますか

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