2017-03-13
3.11に思う
こんにちは くどうしんいちです きのうで三陸沖の大きな地震から6年 きょうは明けて12日 とても穏やかな夜明けです きょうも多分 何事もなく過ぎるでしょう 近年 極端と思える気候変動はあっても 季節はめぐり 淡々と 時は流れ続けます そして あの大きな地震の記憶も 自分の中ではどんどん風化していきます 我が家にはテレビがありませんから 一方的にあの日の記憶を押し付けられることもなく 昨日は自分なりに思い出しておりました 地震のわりとすぐあと現地を訪れました 地元の方と話もしました 何もかも もぎ取られるかのように押し流した 津波の痕 この目で見た衝撃の現実は わたしのなかで迫力を失い 忘却へとむかっています 確かなのは 現地で被害にあわれた方と 私のような者との意識のギャップが どんどん開いていってしまうという、こと 想像はできても 当事者のことは 本当の意味で わかって差し上げることはできません せめて自分を現地に押しとどめ どっぷりと浸かることで 少しは 彼らの傷みを共有することができるでしょうか 無力だな と思うと同時に 自分の生きる意味というあたり 来年の今頃も また かんがえているのかもしれません
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