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2018-10-27 | 季節の話

音のない時間

こんにちは くどうしんいちです




聞こえるのは



微風と、葉が落ちる音




もうすぐ11月




ここでは



色彩的に もっとも美しい時期を迎えました




イタヤカエデの黄色



ナラのくすんだオレンジ



そしてヤマモミジの赤




タモやキハダはすでに葉をおとし



気がつけば



空や、木々のむこうの風景がよく見えるようになりました





ほおっておいても



何があっても



季節はめぐります





この頃、日中でも太陽は低く



木の影が長くのびます




気温は20度に届きませんが



日が当たり 風がなければ



明るく 静かな秋を楽しむことができます





この「静か」というのが大切





きれいな景色でも



美しい絵でも



静かさがあってはじめて



見る者の中で生き、深みを増すのでしょう





目には見えづらいですが



「静かさ」



周辺環境の中で



最も大切な要素のひとつ



と



あらためて思います

 

2018-10-20 | 小屋

空間のクオリティ

こんにちは くどうしんいちです



今夏、ワークショップで建設された小屋



ようやく仕上げの段階に来ました




ここでの課題は



限られた、というより無い予算の中で



どう質を高めるか




小屋建設の出発点はゲストのおもてなしですから



建物さえあればいい、というわけにはいきません




エコビレッジを訪れたお客様に 少しでも魅力ある空間を



というわけで



結果的には「造りこみ」が結構必要でした




半ば予算は度外視




その先は、まあなるようになるでしょう😓




昨今、タイニーハウスが流行りだそう




大手がけっこう本腰入れてやってますから



市場が見込まれるのでしょう



造りも無難によくできています




ここエコビレッジでも



小屋を増やしていく計画ですが



一点物はコストがかかります




量産されたキットにはかないません




でも



「ここだけの体験」は大きなセールスポイントですから



そこで過ごす空間も「ここだけ」でなくてはなりません




小さくて、設備が限られていても



質の高い空間を目指さなければなりません



ゲストのここで過ごす時間の質に直結するからです



今回の小屋がどんなチカラを持っているのか



実用に供され 評価を待ちたいと思います

 

古くて美しい駅

こんにちは くどうしんいちです



先日、実家に帰省したのですが



実家から車で1時間ほどのところにこの駅はあります




上総中野駅




昭和の頃にはどこでも見られた風景がそこにあります




小湊鉄道といすみ鉄道の終着駅




ささやかなターミナル、と言えなくもありません




車両もそうですが



駅舎



ホーム



レールや枕木に至るまで



私にしたら「昭和」




でもここでは日常なんですね




変わらずに見えるところがすごいと思います




逆に



変わらずにいられることを



許容できているんですね




ここ北海道では、こうはいきません





厳しい気候から



費用をかけ維持するのか



それとも更新か を余儀なくされます




維持も更新もできないものは



放置されます




北海道ではこの「放置」が目立ちます




景観がウリの北海道




かつての活動の痕跡をリセットすべき時期に来ている気がします




日本の美しさは



景観とともに



きっとこの駅のような形で残すことができるのでしょう

 

ホテルで朝食を

こんにちは くどうしんいちです



ランチでも



ディナーでもない



朝食を食べに、ホテルに行ってみました




そこは



ニセコエリアの最奥に位置する



ホテル、というより



つくりは滞在型のコンドに近いでしょうか




縁あってお世話になっているこのホテル




ゲストの方の朝食の評価がよいので



行ってみることに・・・





感じたのは



いわゆる「冷凍食品」感がしないこと




地の食材を使い



きちんとホテルで調理したものも提供する





今どきは、どの宿泊施設でも



ランチでもディナーでも冷食は当たり前




相対的ではあるものの



ここの朝食が評価されるのもわかります




たとえばドレッシングにしても



工場でつくられた製品ではない、ここで素材から調合されたもの




サラダが、その味を増幅させます




朝の豊かな時間が過ぎていきます




朝食という位置づけ上



投入されるエネルギーは限られていると思いますが



ゲストのために盛り付けられたお皿を見ていると



バイキングやブッフェにはない力を感じます





ここでは数が比較的少ないときに



「セットメニュー」として提供されているようです




てづくりのエネルギーには限りがある、ということですね




おいしい朝食 ありがとうございました!









 

2018-09-08 | Blog

天災の猛威

こんにちは くどうしんいちです



防災無線の警報と「大地震です」のアナウンス



眠りから一気に覚醒して緊張が走ったあの瞬間



3.11に感じた絶望感を思い出します





台風が去ってやれやれ、と思っていたのに・・・





実際、自分や身の回りは事なきを得ましたが



近年、特に今年の天災は



経験値が使えない空恐ろしさを感じます





もちろん、数十年で経験できることなど



たかが知れていますが



・・・



今年は晴れの日すら貴重に感じます




日の出はすでに



マッカリヌプリの右稜に移動し



朝日がカーテン越しにやわらかく部屋を照らし



何事もないことのありがたさを感じます





同時に



あまりに脆弱で、危機感がない自分



備えることも真面目に考えなければ、と思います





この周辺で起きている脅威に



「おまえはどうするんだい?」と



問われている気がします

 

この日常に感謝

こんにちは くどうしんいちです



短い夏の終わりを告げる秋祭り

今年も無事 終わりました



ここ ニセコアン神社では

毎年8月31日が宵宮


夕方から神様にお参りして

お神酒をいただき


そのあとは余興


地区の人を中心に たくさんの人が集まり、楽しみます


いちばん興奮しているのは子供たち


そういえば小さい頃

祖父母の地域であった盆踊りや相撲大会


その記憶が少し甦ります


夏休みの楽しい思い出です


ここの子供たちにも いい思い出にしてもらうため

そして地域の繋がりを再確認する意味でも

大切な行事です


それと


神様に向き合うことで

日々、感謝することをすっかり忘れていた自分に気がつきます


ここの地域はよそから移り住んだ人にも

快く行事に参加させてくれます


地域を愛する気持ちがこのお祭りを作っています


よそから来た私たちはこの地を愛し続けることができるでしょうか・・・





 

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