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2015-12-06

火慣らしの大切さ

curing


こんにちは

くどうみちこです
 
鋳物の薪ストーブやメイソンリーストーブの種類に関わらず、
燃焼シーズンでガンガン薪を燃やす前に、
 
「火慣らし」
 
という作業を必ず行います
 

「火慣らし」は、

英語で’curing' といいます
 
直訳すると、
(病気を)治癒する、硬化させる、蒸発させる
といった意味です
 

よく、
「慣らし運転」といいますが、
それのことで、
先シーズン終わりから何か月のものあいだに
室内の湿気を吸って冷え切ったストーブ本体の
湿気を抜いて、徐々にあたためていく、
ということです
 

すぐ薪ストーブを燃やしたい!
となる気持ちをぐっとこらえて、
まずは火慣らし、なのですが

この作業は、
ストーブの寿命に関わる
とても重要な作業ですので
省くことはできません
 

極端な例ですが、
厳冬期にしばらく家を留守にしていて

帰宅すると室内が寒い
なので、

冷えきった薪ストーブに薪をたくさん入れて

一気に燃やしたら、
鋳物の薪ストーブ本体が割れてしまった、
ということも起こりえます


余談ですが、

現代のライフスタイルは昔とは違い、

冬の暖房の時期に

数日家をあけることもあると思います

こういった理由で、

おきゃくさまには

補助暖房の必要性をお話しています


話を元に戻しますと、

人の体も似たようなもので、
長らく体を動かしていなかった人が
準備運動なしで
急にフルマラソンは走れない、

のではないでしょうか
 
急激に負荷をかけると、
何事も
よろしくないようで、
やっぱり、どんなものも、
「慣らし」って
必要なんだと思います
 
毎年シーズン前に慣らし運転をして気をかけてやることで
結果、より長い間薪ストーブの仕事をしてくれるわけです
 
メイソンリーストーブの場合は、

本体重量が3トンもありますので、

火慣らしには

10日から2週間程度かかります

初回は

これくらいのたきつけを燃やします

回毎に薪一本分位のたきつけを増やしていき

だいたい10日から2週間ほどかけて

通常の燃焼にもっていきます



ティッケルヒーターの場合は

メイソンリーストーブよりずいぶん軽いので、

火慣らしはもっと簡単です

シーズンはじめの最初の数回はいつもより

抑えめで燃やしていただければ

それで大丈夫です



それではみなさま、薪ストーブをいたわりつつ、

どうぞよい薪ストーブシーズンをお迎えください




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