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2018-08-21 | Blog, 小屋

小屋づくり体験



こんにちは くどうしんいちです


余市エコビレッジにて


このほど小屋づくりのワークショップが開かれました



受講生の方々にお教えする、という


自分としても初めてのことで


いろいろ気づいた8日間でした



あたりまえですが


教える立場としては


作業要素をすべて把握し


最も効率よく伝えて理解してもらう



そもそも


普段の仕事は、その流れの中で


見えてきた順に把握していればよかったのですが



今回は


机上であれこれ想定し


想定から外れたらどうするか・・・



先の先まで考えなければなりません



おまけに天候にも左右されます



そんなわけで


ちっちゃい小屋ながらも


私自身、トレーニングにもなりました




この経験が生かされるかは「?」ですが・・・




さて小屋の部材は


ここの建物2棟を手掛けられた武部工務店さんに用意していただきました



ツーバイ工法で


躯体は全てカット済み


接合部分はすべて墨付けされています



基本、電動ドライバーとゲンノウがあれば


どんどん形になっていきます



ワークショップ3日目にして


屋根の骨組みが出来上がっていましたから


未経験の方でも


ハードルはかなり低く抑えられていると思います




そうはいっても


今回


外壁や内装は造り込まなければなりませんので


技能が必要な場面もあり


実際


外壁施工は


かなりペースダウンしました




ワークショップは終わりましたが


小屋づくりはまだ続きます




小屋でありながら


どこまで快適空間にできるか


これからの課題です

 

古材のテーブル

 

こんにちは くどうしんいちです

 

テーブルのご依頼をいただき

今回使用したのは

元、チーズの熟成庫で使用していた棚板

 

昨年、チーズやさんの熟成庫の移設にあたり

不要になった棚を解体して引き取って

棚板は保管して出番を待っておりました

 

この材

使用環境が湿度100パーセントで

菌の住み家になっておりましたので

しばらくは結露したり

結晶ができたり

なかなかのくせ者でした

 

乾燥が進むにつれ、反りも激しかったので

背割を何本も入れ、鉄アングルで裏から矯正しています

 

天板枠は

やはり古材で、ツーバイを引き割ったもの

 

仕上げはワトコオイル

 

一段と古材の深みがでます

 

表情が濃いので、脚はシンプルに

 

このテーブル

どう馴染んでいってくれるのでしょうか

(経年による多少の不具合とともに・・・)

 

 

2018-07-20 | Blog, 建築

基礎の再生

こんにちは くどうしんいちです




今夏、また余市で小屋をつくることになったんですが



今回はワークショップ形式



材料はハウスメーカーさんのご好意で(タダではありません)用意してもらいます




私はワークショップで小屋の作り方をお教えする役回り




・・・大丈夫なんでしょうか^^;




それはさておき



例によって資金はキビシく



コストダウンは必須



小さい小屋ですから独立基礎でオッケー




そーいえば



ウチにボイド管で作った独立基礎が転がっています



これはかつてウチに存在していた小屋の基礎



小屋本体は数年前に移築され



新しいオーナーのもと



マッカリヌプリのふもとで大事に使ってもらっています




ですが、基礎は行き場がなく、放置してありました




思えば土地を買って間もない頃



何もない原野に基礎の穴を掘り



せっせと資材を運び込み



コンクリートを手練りで作って



流し込んだのを思い出します



水は、敷地を小川が流れていましたのでその水を使って・・・




そんな基礎に再利用の機会が与えられました



個数もちょうど6個



傾斜地ですのでそのままというわけにはいきません



低い方の基礎はコンクリートを延長してやります




これで水平に並んだ独立基礎ができました




おかげでコスト削減に少し貢献できそうです




さて、ここにはどんな小屋ができるのでしょうか





 

2018-07-11 | Blog, 季節の話

長い雨

こんにちは くどうしんいちです



ここ北海道でも長雨が続いていますが



西日本をはじめ、大雨で被害にあわれた方々に


心よりお見舞い申し上げます



それにしても



日本はどうなってしまったのでしょうか




思えば



近年、極端な天気変化が多く起こり



これらは予兆であったのではないでしょうか




ゲリラ豪雨が常態化すれば



それを上回るイレギュラーな天候も予測しなければならない



このたびの豪雨はそれを示しています




数年前の、広島の住宅地で多くの住宅が流されたことや



今回、直前に大雨特別警報が出されても



結果的に被害を防ぐことはできませんでした




極論ですが




全ての人が全ての活動を直ちに停止して



身を守ることに全力で対処して



それでもなおどうだったのか




現実には不可能でしょうが



そう思わずにはいられません




さて6月末に関東で梅雨明けして



その前から北海道地方は雨続き




梅雨前線が太平洋高気圧に押し上げられ



北海道あたりに停滞する、いわゆるエゾ梅雨




もう半月以上



雨ベースの天気が続いています




土を相手にする商売、土木や畑作など



この天気ではシゴトになりません




畑にもトラクターが入れないものですから



リモコンのヘリコプターで散薬しています



農家さんにしたら大事な作物を守るため



しかたのないことです




天候で不利な状況が続けば



プラントで生産する農作物、というのも



現実味を帯びて感じられます



変化には対処していかなければなりません



受け入れがたい変化であっても


柔軟に対応できなければ


これからは生き残ってはいけない



今回の大雨の被害はそう言っているかのようです・・・



 

2018-06-21 | Blog, 家と暮らし

丸太が来ました

こんにちは くどうしんいちです



今年もやってきました 丸太くんたち




薪にする丸太です



ほんとうは雪解けの頃のおシゴト




理想は



固く締まった雪があるうちに



チェーンソーで玉切りにします




下が雪ですから刃も傷みません




玉切りにしたら



スミヤカニ割ります




玉切りにすると木口から急速に乾燥しはじめ



時間がたてばどんどん割れにくくなります




ですから



「玉切り即割り」はけっこう重要です




そんなわけで




春先にさっさと割ってしっかりふた夏乾燥させたいんですが



薪づくりはいつも暑い頃




今年も もはや夏




晴れた日は木々の日影があるのが救いです




薪割りは



ちょっとした空き時間にやることが多いのですが



すべては本人のやる気次第




ラクな作業ではありませんから



油断すると



どんどん後回し




急な用事が入ると



これ幸い・・・




やっぱり今年も



クソ暑い炎天下とか



蒸し暑い雨の日に



マサカリをふりまわすことになりそうです


💦

 

2018-06-05 | Blog, 季節の話

さくらのアート?

こんにちは くどうしんいちです




蘭越町内の静かな公園




たぶん八重桜でしょうか



もう散り始めていたのですが



散った花びらの「吹き溜まり」に枯れ枝が・・・



まるで誰かが花びらをあつめて枝をそっと置いたかのような


アート作品



それにしてもこのボリューム



八重桜ならでは




この公園


管理がだんだん大変になってきているのか


さくらの枝が折れていたり


樹環ごと地面に倒れかかっていたり




そんな倒れかかったところに吹き溜まってできたのでしょう




自然にできたにしてはちょっと出来すぎ




やはり誰かが「表現」したのでしょうか




そういう気持ちで見ていると


そうも思えてきます





いずれにしろ



私の他に誰が目にするのでしょう




それほどここはいつ来ても静か





弱い風に



新緑のざわめき



・・・静寂です





これから始まる短い夏





この明かるさが 輝きが




より 夏の短さを思わせます





私が立ち去るまで



静寂をやぶるものは やはり現れませんでした

 

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